最近、新聞などに競売物件や公売物件の情報がたくさん見受けられるようになりました。最低売却価格はいずれも相場よりかなり安くなっています。競売物件とは、住宅の購入者が住宅ローンを支払えなくなったために裁判所が差し押さえた物件です。公売物件とは租税の滞納者に対して税務署が強制的に差し押さえたものや税金のかわりに物で納めた物件です。公売物件は抵当権が設定されていないものが多く、購入しても占有者がいる場合は明け渡し請求を求めなければなりません。競売物件や公売物件の購入は入札により決められます。希望者が複数いれば入札によって最も高い値段をつけた者が落札します。とにかく物件の最低売却価格は安く、市価の50〜70%といわれ、かなりの優良物件も少なくありません。しかし、賃借権があって買ってもすぐに住めないとか、借地権に争いがあって承認がスムーズにいくとは限らない物件もあり、購入にはリスクがつきまといます。買い受け希望者は物件の現場に入札前に立ち入れないため、その物件情報は裁判所が作成する限定されたものに限られます。そのうえ裁判所は、書類上に不備がなければ競売を受理するため、物件の良否を判断するのが困難で、実際落札するまでに2〜3ヵ月かがるため状況が変わっていることも。また、競売などは現況売却であり、物件の瑕疵責任もなく、しかも代金決済は即金での物件引き渡しのため、住宅ローンの適用も多くありません。専門の不動産会社にお願いするのも一つの方法です。
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