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結婚資金をマイホームに回すのは名案か迷案か?

2011.10.07

資金づくりでは面白い話がありまして、現代の若い入らしい発想ですが、「結婚資金をマイホームの頭金に回したらどうだろう。これで数百万円はできる」真剣にこれを考えたカップルがいます。確かに結婚の費用はバカにならぬ金額で、ちょっとした披露宴でも百万円ぐらい吹っ飛んでしまうそうで、このお金をかなり削ってマイホーム資金に回す、これも合理的で現実的な知恵といえなくもありません。「結婚式は会費制にして無駄な費用は一切かけない。新婚旅行も安くすませて、有り金全部マイホーム用に使う、これならいますぐにでも家が買えるぞ」と意気込んだE君でしたが、その費用全額を自力でつくったのなら文句ないけど、親から出してもらうお金ですから、親の意見をまったく無視して、結婚費用をそっくりマイホーム資金に回すことには無理がありますよ。「そりゃお前、マイホームも大事だけど、それなりの結婚式もやってもらわんと、親としても困るよ。親がついていてなんだ、と世間の物笑いになる。地味にしてお金を浮かすのはいいけど、会費制で披露宴を略式ですませるのは反対だね。そんなら親としても金を出せないぞ」と、逆におどかされてしまいました。E君これにはがっくりで、親が出す以上それを何に使うかオレの勝手だ、と思い込んでいたのが大いなる誤算とわかったのです。結婚披露にかけるお金はやはり一種の必要経費でして、サラリーマンであろうがなかろうが、全面的にこれをカットするわけにはいきません。「いいアイデアなんだがな。結婚費用を300万円削り、これにちょっと足して頭金をつくれば、マイホームが射程距離に入るんだ。親は頭が固くてわかってくれないからダメだ。これでマイホ−ムが遠くなった……」とはE君の勝手なボヤキ。親にオンブにダッコの姿勢を改めないで、都合のいいアイデアだけ実現しようとしても、それには無理があります。親にオンブせず、自力で若い2人が結婚資金をつくったのだとすれば、「これをマイホームに回そうよ」という考え方も現実味を帯びてきて、これなら賛成の声も少なくないでしょう。思うに、結婚の費用を本当にマイホームに回すことができたら、資金計画はグーンとラクになることうけあいですが、理屈どおりにならないのが人生で、どうやらこれは絵にかいた餅に終わる。“名案ならぬ迷案”といえましょう。

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